フェイエ上田綺世が3戦連発 0-2の窮地を消した62分の右足
フェイエノールトの上田綺世が8月30日のエールディビジ第4節ADOデンハーグ戦で3試合連続ゴール。0-2の劣勢からチームは2-2に追いつき、開幕4試合で3得点とした。
フェイエノールトの日本代表FW上田綺世が30日、本拠地で行われたエールディビジ第4節・ADOデンハーグ戦に先発出場し、後半17分にゴールを挙げた。0-2とリードされていたチームはここから息を吹き返し、2-2に追いついた。
0-2の窮地を動かした62分
立ち上がりから重い展開だった。前半のうちに先制を許して0-1で折り返すと、後半の入りにも失点。本拠地の大観衆の前で2点を追う苦しい時間が続いた。
流れを変えたのが62分だった。ウサマ・タルガリンが中央へ送ったクロスに、ファーサイドで反応したのが上田。角度のない位置から迷いなく右足を振り抜くと、シュートは相手GKの股を抜いてネットに吸い込まれた。
強引にこじ開けたのではなく、ゴール前での置きどころを一瞬で見極めた技ありの一撃だった。この1点で試合の空気が変わり、72分にはアニス・ハジ・ムサが右サイドから中へ切れ込んで同点弾を突き刺した。
開幕4試合で3得点 止まらない右足
上田にとってはリーグ戦3試合連続ゴール。開幕4試合で3得点となった。
今季はここまで、序盤から途切れることなく数字を積み上げている。しかもこの日は0-2という最も苦しい局面で、チームを押し上げる1点をもたらした。
相手が引いて構える展開でも、限られたスペースと一瞬の時間で仕留められるのが今の上田の強みだ。この日も、ゴール前でのタッチ数は最小限だった。
渡辺剛はフル出場 本拠地で勝ち点を落とす
最終ラインでは日本代表DF渡辺剛が先発フル出場。2失点は喫したものの、0-2からの反撃局面ではラインを押し上げ、後方から前掛かりの姿勢を支えた。
ただ、チームとしては本拠地で勝ち点を取りこぼした一戦でもある。前半のうちに先制を許し、後半の入りにも失点した代償は小さくない。
日本人2人が先発した90分は、崖っぷちからの勝ち点1という結果に終わった。試合は2-2で終了。開幕からの4試合で、上田はすでに3度ネットを揺らしている。