高木豊、巨人・中山の三盗に「やっちゃいけない」 ベンチにも苦言

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高木豊氏が30日公開の動画で、阪神に3連敗した巨人を解説。3回2死からの中山礼都の三盗を「やっちゃいけない」と指摘し、静かなベンチにも苦言を呈した。

高木豊、巨人・中山の三盗に「やっちゃいけない」 ベンチにも苦言

元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏が30日、自身のYouTubeチャンネル「高木 豊 Takagi Yutaka」で公開した動画で、阪神に3-1で敗れて3連敗を喫した巨人の走塁を「やっちゃいけない」と厳しく批判した。阪神は同日、甲子園での首位攻防3連戦を3連勝で締め、優勝へのマジックを21に減らしている。

3回2死からの三盗に「全く意味がない」

高木氏が最も問題視したのは、3回2死二塁から中山礼都が決めた三盗だ。中山はセーフとなったが、高木氏は「これはね、全く意味がないというかさ、これはやっちゃいけないことなんだよ、多分」と断じた。

理由は盗塁の成否ではない。阪神先発・才木浩人が本塁へ投げる際のリズムを巨人がつかんでいること、そして大事な場面でも走る用意があることを、この場面で相手に教えてしまったからだという。

「だから走りたくても隙があってもここは走っちゃいけないとこだったんだよ」と高木氏。サインではなく中山の単独スチールとみたうえで、本来は勝負どころで誰かが一度だけ切るべきカードだったと指摘した。阪神の捕手・坂本誠志郎が態度ですぐに察知していたとして、この試合で巨人は三盗を使えなくなったと語った。

静かだった巨人ベンチ

高木氏はベンチの空気にも触れた。ビハインドを背負った場面で円陣を組んだのかと繰り返し問い、「いや、静かなんだよ。なんか静かなんだ」と表現。甲子園が阪神一色だったためにそう見えた可能性は認めつつ、もっと荒々しくやってほしかったと残念がった。

対照的に高木氏が挙げたのが、この日スタメンを外れた阪神・森下翔太だ。ベンチ入りした森下は試合前の円陣で声を出し、自分が抜けた打線を「ベストのオーダー」と呼んで仲間を送り出したという。高木氏は「ああ、こいついいやつだなと思ったのは今日はベストのオーダーを組んでますと。自分が抜けてるのにね」と明かした。森下は3点リードの9回に守備に就いており、高木氏はこれを「やっぱこれはファンサービス」と受け止めた。

「俺は坂本丸は絶対必要」

巨人はこの試合で阪神を上回る8安打を放ちながら1得点に終わった。うち4本を1人で記録したのが丸佳浩だ。高木氏は「俺は丸の意地だと思うね」と評し、「まだまだ俺腐ってないよみたいな」という気持ちを感じたと続けた。

9回2死一、二塁では坂本勇人が四球を選んで満塁とし、後続の適時打で1点を返した。高木氏はこの四球を「坂本というブランドが取らしたフォアボールだと思うよね」と語っている。

そのうえで高木氏は、若手の成長を優先して2位でいいなら今のままでいいとしたうえで、まだ阪神を追いかけるつもりなら、と前置きし「俺は坂本丸は絶対必要なスターティングメンバーだと思うわ」と訴えた。

巨人は阪神戦7連敗。1937年秋以来89年ぶりの屈辱で、ゲーム差は4.5に広がった。両チームの直接対決は残り2試合となっている。

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