現役俳優・平岳大が解説 ハリウッド俳優のギャラはどう決まるのか【仕組みまとめ】

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俳優の平岳大が2026年7月公開のYouTube動画で、ハリウッド俳優の出演料の決まり方を解説。最低賃金「スケール」の仕組みや、組合員16万人の8割超が健康保険に入れない現実、トップスターのギャラまで自身の経験を交え語った。

現役俳優・平岳大が解説 ハリウッド俳優のギャラはどう決まるのか【仕組みまとめ】

画像:YouTube「平岳大のハリウッド・ノート」より

俳優の平岳大が、2026年7月16日に公開した自身のYouTubeチャンネル「平岳大のハリウッド・ノート」で、華やかに見えるハリウッド俳優の出演料が実際にどう決まるのかを、自身の経験と業界の仕組みから解説した。動画は「ハリウッドで働く普通の俳優が日給20万円って聞いたら、高いと思いますか?それとも安いと思いますか?」という問いかけから始まる。

平は米ブラウン大学で応用数学を学んだのち、コロンビア大学大学院を経て外資系企業に勤務。27歳で俳優に転じ、舞台「鹿鳴館」でデビューした。近年はNetflix作品「Giri/Haji」や「SHOGUN 将軍」など海外作品に出演し、ハワイを拠点に活動している。

組合員16万人、8割超が「健康保険にすら入れない」

平はまず、ハリウッド俳優への「みんなお金持ち」というイメージに疑問を投げかける。全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)について「組合員16万人のうち、なんとその87%が組合の健康保険にすら入れていない」と説明。その理由を、加入には「年収約416万円なければいけない」という条件があり、仕事がある時は日給が出ても、物価高のなかで年間ではその額に届かない俳優が大半だからだと語った。

ギャラの土台は最低賃金「スケール」

出演料の土台になるのが、組合が定めた最低賃金「スケール」だ。平によれば額は映画の予算規模で細かく分かれ、予算25万ドル(約4000万円)以下の作品なら俳優1日あたり「3万9840円」、予算が上がるにつれ約7万円、約13万円と上昇し、約3億2000万円以上の大作になると「1日20万円」が支給されるという。「映画の予算規模が上がるほど、俳優の最低保障額も上がる仕組み」と解説した。

一方で、予算とヒットは別だとも指摘する。低予算枠の代表例として「パラノーマル・アクティビティ」を挙げ、「158万円で撮影したのに、世界興行収入はなんと200億円を突破した」と紹介。上限クラスの例には「ロスト・イン・トランスレーション」を挙げ、「世界興行収入190億円」を稼いだとし、「予算規模と俳優のギャラの土台は連動していても、そこから先の興行的な成功は全く別の話」と語った。

テレビは「役の重要度」で区分

テレビの場合は基準が異なり、「役の重要度、出演頻度で契約区分が分かれる」という。シリーズ全体に出演するシリーズレギュラーを頂点に、リカーリング(準レギュラー)、ゲストスターと区分があり、トップクラスは1話で1億円を超えることもある一方、組合の最低保障は1時間番組で「83万2800円だそう」だと具体的な数字を挙げた。

トップスターのギャラは「青天井」

平はトップスターの世界を「青天井」と表現し、ブラッド・ピットを例に挙げた。「テルマ&ルイーズ」出演時は「出演6000ドル、96万円ぐらい」だった出演料が、2019年の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」では「16億円になった」とし、その落差を「とても夢がある話」だと語った。

もっとも、その夢の裏側には厳しい現実もある。平は組合員の8割超が保険を得られない状況にあらためて触れ、「青天井という夢がある世界なんですけども、その反面、厳しい世界で生きております」と締めくくった。

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