痴漢冤罪で「一番やばい」行動とは 弁護士が明かす逮捕回避3ステップ

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弁護士ドットコムニュースが8月17日公開の動画で、痴漢冤罪を疑われた際の対処法を解説。否認、スマホでの録音録画、連絡先を残して立ち去るの3ステップと、駅員室・逃走がなぜ危険かを説明した。

痴漢冤罪で「一番やばい」行動とは 弁護士が明かす逮捕回避3ステップ

 弁護士の河西氏が17日、YouTubeチャンネル「弁護士ドットコムニュース」に出演し、電車内などで突然痴漢を疑われた場合の対処法を解説した。動画は「痴漢冤罪で絶対にやってはいけない行動とは?弁護士が解説」と題され、聞き手の質問に答える形で進んだ。

 冒頭で聞き手が挙げたのは、巷でよく聞く二つの説だった。「その場から逃げた方がいい」「駅員室に行ったら終わりだ」。実際はどうすべきなのか。

まず「否認」、そしてスマホで録音録画

 河西氏の答えは明快だった。「やることはまず否認する」とし、「あとは録音録画をスマホで取る」と続けた。スマホでの記録については「これ昔できなかったからね」と、環境の変化にも触れた。

 その上で、駅員室には行かない方がいいと指摘した。

逮捕は2種類 現行犯は「裁判官のチェック」なし

 理由として説明したのが、逮捕には現行犯逮捕と令状による逮捕の2種類があるという整理だ。現行犯逮捕は「裁判官のチェックがなくてもできちゃうから」しやすいという。

 駅員室に入れば駅員が警察に連絡し、駆けつけた警察官の現場判断で逮捕され得る。一方、その場を離れた後に逮捕するには裁判所の令状が必要になる。河西氏によれば、令状を請求できるのは警部・課長級以上の幹部で、確実に有罪に持ち込めるだけの証拠がなければ請求には至りにくい。

ダッシュで逃げるのは「一番やばい」

 では走って逃げればいいのか。ここで河西氏は即座に否定した。「そこまずい」「それ話が別」。

 「逃げちゃったら今度これ逃走するって話になっちゃうから」と述べ、逃亡の恐れがあると判断されてかえって逮捕されやすくなると警告。走って逃げるのは「一番やばい」と一刀両断した。

 望ましいのは、連絡先を残した上でその場を立ち去ることだという。具体的な伝え方として「私は用事があるんでやってないので帰ります」を挙げた。

逮捕を避けるための3ステップ

 逮捕された後に無罪を証明できるかについては「結論難しい」。不起訴になる可能性は十分あるとしつつ、「逮捕されて報道されちゃうとかなりダメージだよね」と語り、転職やその後の社会生活への影響に言及した。

 また、駅員室から交番を経てパトカーで警察署に向かう流れを説明した上で、警察署に着くまでに1時間から1時間半かかる場合もあるとし、その間に弁護士を呼んで話し、牽制するのは「現実的に有効かもしれない」との見方を示した。なお概要欄では、内容は一般的な法律上の考え方の解説であり、個別の事案によって適切な対応は異なるとも断られている。

 否認する、スマホで録音録画する、連絡先を残して立ち去る——。河西氏はこの3ステップが逮捕を避けるための一番のポイントだとし、逮捕されると報道されて一生残る可能性があるとして、まずは逮捕を避けることが冤罪の際に最も重要だと締めくくった。

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