バレンシア佐藤龍之介が初フル出場 チームは83分に泣いた
バレンシアの佐藤龍之介が25日(日本時間26日)のラ・リーガ第1節ベティス戦に先発し、加入後初のフル出場。PA内での一撃はGKに阻まれ、チームは83分の失点で0-1と敗れた。
バレンシアの日本代表MF佐藤龍之介が25日(日本時間26日)、本拠地メスタージャで行われたラ・リーガ第1節ベティス戦に先発し、加入後初のフル出場を果たした。3-4-2-1の右シャドーで攻守に走り続けたが、チームは0-1で敗れた。
第1節と銘打たれた一戦だが、両クラブともすでに今季1試合を消化しており、この日が2試合目。試合を裁いたのはジョン・ゴンサレス・エステバン主審だった。
ベティスは今季ここまで無敗で、この一戦に臨んだ。
PA内でターン、右足を振り抜いた
佐藤は序盤から積極的に前を向いた。
前半、ペナルティーエリア内でボールを受けるとターンしながら右足を振り抜く。だが、GKバジェスの好守に阻まれた。
こぼれ球に反応した場面もシュート体勢に入る前にゴール前で身体を張られ、スペイン初ゴールは持ち越しとなった。両者譲らず、前半は0-0で折り返した。
後半10分からは左シャドーに回った。立ち位置を巧みに変えながらボールを引き出し、攻撃の起点となった。
右サイドから中央へ、そして左へ。役割を変えながらボールに絡み続けた。
攻守に走り、90分間ピッチに立ち続けた。
2戦連続先発、クラブ史上初の日本人
先発は開幕から2試合連続。この日のシュートは1本だった。
開幕節に続く先発起用で、この日は交代なく90分を戦い抜いた。加入後初のフル出場だった。
スペイン1部の舞台で、開幕から連続して名前を呼ばれ続けている。
今夏にFC東京から完全移籍で加入し、契約期間は2031年までの5年。クラブ史上初の日本人選手は、早くも主力の座をつかみつつある。
83分に決壊 勝ち点1で15位
一方で、チームは重い現実を突きつけられた。決定機を作りながら決めきれない。
バレンシアは前半に佐藤が作った好機を含め、いくつかのチャンスを生かせなかった。
終盤までスコアレスで進んだ試合は、一瞬の隙で動いた。
83分、カウンターから右サイドのクロスをパブロ・ガルシアに押し込まれ、均衡が破れた。
前半の決定機を仕留めきれなかったツケが、終盤に回ってきた形だ。
そのまま逃げ切られ、今季初黒星。リーグ戦2試合を終えて、バレンシアはいまだ無得点にとどまった。
勝ち点1で15位のバレンシアに対し、2連勝のベティスは勝ち点6で3位。両者の差は勝ち点5となった。