元ヤクルト今浪隆博 一番堪える負け方は「大逆転負け」その理由が意外
元ヤクルト・今浪隆博が8月31日公開のYouTubeで、選手が最も堪える負け方は「大逆転負け」と明かした。理由は「試合時間長い」。監督としての本音も語った。
スポーツメンタルコーチで元プロ野球選手の今浪隆博が、8月31日に公開した自身のYouTubeチャンネル「今浪隆博のスポーツメンタルTV」で、選手が最もダメージを負う敗戦は「大逆転負け」だと明かした。真っ先に挙げた理由は点差でも展開でもなく、「試合時間長い」だった。
視聴者から、さよなら負け、大逆転負け、接戦での敗戦、完敗といった負け方のうち選手として最も堪えるのはどれかと問われた今浪は、選手として嫌な負け方とチームとして嫌な負け方は違うと切り分けたうえで、選手としての答えに大逆転負けを挙げた。
今浪は1984年7月6日生まれ、福岡県北九州市出身。平安高(現・龍谷大付属平安高)から明大を経て2007年に北海道日本ハムに入団し、2014年に東京ヤクルトへ移籍。2017年に持病の甲状腺機能低下症の影響から現役引退を決めた。
「もうずっしり来るよ」 ロングゲームの末の敗戦
大逆転負けは、序盤に大量点を挙げた側がひっくり返される展開だ。点を取っている以上は自分自身も打っている可能性が高く、勝ったと思える状態から入るぶん落差が大きい。
加えて、大量リードの場面では勝ちゲームで投げる投手が起用されていない可能性もあると今浪は指摘する。四球などが絡んで失点が重なり、慌てて本来の投手陣を投入する頃には「遅いよね」という状況で、交代が重なるぶん試合時間はさらに延びる。
今浪は「ロングゲームになってる可能性高くて負けました。もうずっしり来るよ」と語り、勝ちゲームなら得られたはずのものも逃げていくと付け加えた。
割り切れる負けは「守護神がやられた時」
一方、チームとして割り切れる負け方には「守護神がやられた時」を挙げた。ただし条件は「絶対的」であることだという。
ファンも選手も首脳陣もこの投手に任せておけばいいと思える存在が最後に出て打たれたなら、最も勝つ確率の高い野球ができた結果であり、「これはもうしょうがない」「切り替え早いよ」と述べた。もっとも打たれた本人は別で、「守護神個人としては最悪よ」とも言い添えた。
監督としての答えも同じ 「あんな勝ってたのに」
今浪は現在、軟式の社会人チームで監督を務めていると明かし、監督としてはどの負けも堪えると語った。負けるたびに、もっと動かせたのではないか、「勝たせてあげられたんじゃないか」という後悔がぐるぐる回るという。選手は試合後に感情が一気に来るが、監督は試合中から来るためしんどいのだとも話した。
そのうえで最も堪える一つを挙げるとすれば、監督としてもやはり大逆転負けだとし、目安は4点差以上とした。「あんな勝ってたのに」となるのだという。
大量点を奪った直後の選手に「気緩んでんちゃうぞ」と発破をかける監督の姿については、自分が監督になって初めて気持ちが分かったと明かした。「気抜いてるなんか絶対ないやん」と選手が気を抜くことはないとしつつ、どこかで気が緩んでいる可能性もあるとも語る。序盤に点が入った後の表情や目つきの変化には敏感になってしまうといい、「言わんけどね」と述べた。