小室哲哉「半分以上僕だった」 全盛期に抱いた「不穏な空気」

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小室哲哉がNewsPicksの番組で落合陽一と対談。ランキングの半分以上を自作が占めた全盛期に感じた「不穏な空気」、Get Wildのイントロが2度来る理由、WOW WAR TONIGHTの歌詞に込めた青年との出会いを語った。

小室哲哉「半分以上僕だった」 全盛期に抱いた「不穏な空気」

音楽プロデューサーの小室哲哉が、17日公開のYouTubeチャンネル「NewsPicks /ニューズピックス」の動画に出演し、ヒットを連発していた1990年代に抱えていた危機感を明かした。聞き手はメディアアーティストの落合陽一が務めた。

小室は、音楽番組でヒット曲のランキングが紹介されると「半分以上僕だったんですよ」と振り返った。「ありがたいし嬉しいんだけど」と前置きしたうえで、その頃から「これはちょっと良くないなって」思い始め、先行きに「不穏な空気」を感じていたと打ち明けた。

頭に浮かんでいた批判の言葉

小室の頭には当時すでに、「ありえないでしょ、こんなの」「全部一緒じゃん」という自分への批判の言葉が浮かんでいたという。

日本レコード大賞は1995年から98年まで、TRF、安室奈美恵(2年連続)、globeと、小室のプロデュース作品が4年連続で受賞した。小室はこの状況を「ちょっと多すぎるよなと思って」と語り、「どうやって世紀迎えるんだろうな」と考えていたと明かした。自身の転機として宇多田ヒカルの登場をたびたび挙げてきたが、その裏にはレコード大賞の連続受賞もあったと語った。

年末年始、財布を忘れた小室にバイト青年が「僕奢ります」

H Jungle with tの「WOW WAR TONIGHT〜時には起こせよムーヴメント〜」では、浜田雅功が正月にハワイで曲を覚えたいと望んだため、小室は1月1日か2日ごろまでに歌詞を仕上げる必要があった。

大みそかも正月も仕事だった小室は、自宅マンション近くのチェーン店に1人で入った。ところが「財布も何も持ってかなかったんだよ」。財布を取ってくるので待ってほしいと頼むと、アルバイトの青年が自分の財布を見せ、「僕奢りますって奢ってくれたんですよ」と振り返った。

小室はその青年を見つけたいと思ったが、アルバイトだったため誰なのか分からなかったという。当時の自分を「普通の尋常じゃない生活になり始めてたんでしょうね」と振り返り、「その彼のことも多分書いたと思う」と明かした。歌詞にはこの青年の姿を重ねたという。

「Get Wild」イントロが2度来る理由

TM NETWORKの代表曲「Get Wild」の長い前奏について聞き手から問われると、小室は「もっと短かったんですけど」と答えた。同曲はアニメ『シティーハンター』のエンディングテーマ。コミカルな作品の最後だけはクールに見せたいという読売テレビのプロデューサーの要望で、イントロのさらに前にイントロを付けることになった。

注文を受けたのは制作の最後の段階で、サビの裏メロディーを使って仕上げたという。あの音色は、ヤマハのDX7だけでなくエンソニックなど複数のシンセサイザーの音を「3つ4つ重ねて」作ったと明かした。

TM NETWORKは9月23日にニューアルバム『QUANTUM』をリリースする。小室は同作を「TMNETWORKの最高傑作だと思います」と評している。

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