鎌田大地のゴールがVARで消える 1点を追う前半から後半2発の逆転
クリスタル・パレスの鎌田大地が5日のプレミアリーグ第3節フラム戦に先発フル出場。前半のゴールはVARで取り消されたが、3-2の逆転勝利に絡んだ。
クリスタル・パレスの日本代表MF鎌田大地が5日、敵地で行われたプレミアリーグ第3節フラム戦に先発フル出場した。前半にネットを揺らしながらVARの介入で得点を取り消されたが、3-2の逆転勝利に貢献した。
幻に終わった鎌田のゴール
試合は立ち上がりからフラムのペースだった。11分、キングのドリブルから先制を許す。
パレスの反撃は早かった。14分、エンケティアが左サイドを抜け出し、ピノが左足アウトサイドで折り返す。ゴール前で待っていた鎌田が右足アウトサイドで流し込んだ。
だが主審はVARの助言を受けてオフサイドを宣告。わずかな差で、鎌田のゴールは認められなかった。スコアは0-1のまま、パレスは1点を追う時間が続いた。
それでも35分、エンケティアのパスに抜け出したミッチェルが左足で同点弾を突き刺す。しかし42分にパラシオスに押し込まれ、1-2のビハインドで前半を折り返した。
後半、同点と逆転の両方に絡む
流れが変わったのは後半だった。54分、鎌田が右から左へ大きくサイドチェンジを送る。受けたミッチェルが左サイドを突破し、折り返しが混戦を経てゴールに転がり込んだ。2-2。パレスは1点を追う展開から、ようやく振り出しに戻した。
そして77分、鎌田がペナルティーエリア内で相手と激しく競り合い、こぼれたボールを引き出す。反応したのは、その3分前に負傷したミッチェルに代わって投入されたばかりのチルウェルだった。今夏に加入した左サイドバックが左足で押し込み、パレスがついに逆転した。後半だけで2点を奪い返す形になった。
数字に残らない90分
前半のゴール取り消しから、鎌田は残り時間をフルに走り切った。公式記録に鎌田の得点は残らない。
だが同点に追いついた54分も、逆転した77分も、局面の始まりに立っていたのは鎌田だった。右から左へのサイドチェンジ一本と、ペナルティーエリア内での競り合い。いずれも大きなスタッツにはなりにくい仕事だが、パレスの2得点はそこから生まれた。
開幕2連敗と苦しんでいたパレスは、これが今季初勝利。敵地で前半を1-2のビハインドで折り返しながら、後半に2点を奪っての逆転だった。鎌田はこの90分をフル出場で戦い抜いた。