本田圭佑、代表監督ライセンス「あえて取りたくない」 真意は
元日本代表の本田圭佑が2026年9月2日公開の「日テレスポーツ【公式】」の動画で日本代表監督への意欲を表明。指導者ライセンスを「あえて取りたくない」と語った理由を明かした。
元日本代表MFで今シーズンからシンガポールのクラブでプレーする本田圭佑が、2026年9月2日公開のYouTubeチャンネル「日テレスポーツ【公式】」の動画で、日本代表監督への就任に意欲を示した。日本テレビ系「news zero」の独占インタビューで、指導者ライセンスをあえて取得しない考えも明かした。
日本代表監督に就くには日本サッカー協会が発行する最上位のプロライセンスが必要だが、本田は保有していない。取得にはおよそ10年、実績を持つ本田でも3年ほどかかるとされる関門だ。理由を問われた本田は「ま、もちろん忙しいってのはありますけどあえて取りたくないっていう気持ちも強いです」と答えた。
「経営するのにライセンスはいらない」
本田はまず「僕は正論じゃないこと言ってるの100も分かってる」と前置きしたうえで、監督業を会社経営になぞらえ、「経営するのにライセンスはいらない」と説明した。運転免許や医師免許と比較されることには待ったをかけ、「いつからサッカーの指導者はそんな重いものになったんだ」と語気を強めた。
そのうえで監督業を「エンタメである」と位置づけた。「監督の仕事っていうのは何なのかと」と自ら問いを立て、「やっぱ人を喜ばせることのまずポイントに立ってるんで」と続けた。
矛先はむしろ育成年代に向く。育成年代の指導者ライセンスは今簡単に取れる、というのが本田の見方だ。そのうえで「そっちを厳しくしろっつってんですよ」と主張した。まず取ってから言うべきだという声には「いやいやいや取ったら俺も言わんとこんなこと」と返した。
W杯の目標「それ以外考えられない」
本田は1986年6月13日生まれの40歳。名古屋グランパスからオランダ、ロシア、イタリア、メキシコなどでプレーし、2011年アジアカップでは日本の優勝に貢献してMVPに選ばれた。今シーズンからはシンガポールのクラブで現役選手としてプレーする。日本代表監督の後任人事をめぐってはSNSで名乗りを上げ、自身を試すよう求めたうえで「もしアジアカップで負けたら問答無用で首にしてくれていい」と投稿し、賛否を呼んだ。
W杯で日本戦の解説を務めた本田は、決勝トーナメント1回戦で先制しながらブラジルに逆転負けした日本について、目標を下方修正すべきではないと訴えた。「やってた側の人間からするとやっぱそれ以外考えられないんで出る以上はね」。難しさも可能性の低さも承知のうえで、その可能性に懸けるべきだと述べた。
中長期の課題としては「もっと言えばJリーグが強くならないといけないとか育成年代の指導者のレベルが上がらないといけない」と挙げ、欧州でプレーする選手をさらに増やす必要性も指摘した。
選手で果たせなかった夢
選手として果たせなかったW杯優勝について、本田は「今はその監督としてそれを最終的に果たしたいと思ってるんで」と語った。