イチロー氏「ぶったまげたよ」 盟友・松井秀喜の巨人監督就任にエール
イチロー氏が10月30日公開のTBSスポーツの動画で、巨人監督に就任した盟友・松井秀喜氏について「ぶったまげたよ」と驚きを明かし、「本当にみんな心から頑張って欲しい」とエールを送った。
元マリナーズのイチロー氏(53)が、10月30日公開のYouTubeチャンネル「【公式】TBS スポーツ」の動画で、巨人の新監督に就任した盟友・松井秀喜氏(52)への思いを明かした。TBSの取材に応じ、就任を知った瞬間の驚きと、送り出す側の胸の内を語った。
「えーーーっ!」電話口で声上げ
イチロー氏は開口一番、「松井秀喜って言えなくなっちゃったね。松井監督って言わなきゃね。いやぁびっくりしたね、ぶったまげたよ」と笑顔を見せた。
就任は会見の数時間前に、マネージャーを通じて知ったという。一報を受けた瞬間は「『えーーーっ!』って言いました(笑)」と明かし、「電話だったんだけど、こんなテンションで言いました」と再現してみせた。
BASEBALL KINGなどによると、巨人は10月23日に松井氏の新監督就任を発表した。松井氏は1993年から巨人でプレーし、その後はヤンキースなどメジャーリーグで活躍した。
巨人に「戻してほしい」もの
巨人の監督に松井氏が就く意味を問われると、イチロー氏は松井氏について「ジャイアンツの選手としてプライドを持っていて、そこでしか経験できないこと、学べないことをしっかりと今も大事にしてるのが、ま、よく分かった」と語った。
そのうえで、松井氏が大事にしているものとして伝統と品格を挙げ、「これはやっぱ絶対持っててほしいから」と強調した。それを備えた人物が現場のトップに立てば、選手たちにも浸透していくと見ている。
思い描くのは、周囲が「あ、ジャイアンツの選手ってやっぱ違う」と感じるチームだ。イチロー氏は「それ戻してほしいなって期待します」と期待を寄せた。
「痛い」それでも送り出す
デイリースポーツなどの報道によれば、松井氏は2024年から、イチロー氏が率いる「イチロー選抜KOBE CHIBEN」の特別ゲストとして、高校野球女子選抜との試合に3年続けて出場してきた。
チームメイトとして松井氏を失うことを問われると、イチロー氏は「痛い痛いな」と率直に答えた。それでも、松井氏が加わった3年間を仲間の誰も当たり前とは思っておらず、いつも特別な時間だったと振り返った。その盟友が巨人の監督になることを、仲間たちも「こんなに誇らしいことはない」と思っているはずだと語った。
いなくなってから存在の大きさに気づくことはよくある。だがイチロー氏は「僕たちはいた時からその存在が大きいことを知ってるから」と、心に穴が開くようなことはないと言い切った。
理由は短かった。「そもそもいてくれたことが奇跡だから」。そして「だからもうあの本当にみんな心から頑張って欲しいって願ってます」とエールを送った。